田舎の土地を所有しているがどのように活用したらいいかわからない土地活用の事例

田舎の土地を所有している場合、そのままでは固定資産税と都市計画税がかかり続けます。

都市計画税のほうはエリアによってはかかりませんが、固定資産税は必ずかかります。

一番簡単な方法は売却をしてしまうということです。住宅ローンなどが残っている場合には、ローンを完済できなければ売却ができません。

しかし、土地を売却したお金でローンを完済できるなら問題ありません。

例えば、ローン残高が1,000万円あったとしても、土地が2,000万円で売れたならローンを完済してなお手元に1,000万円のお金が残ります。

ローンが完済できない場合には、そのままローンの返済を続けるしかないでしょう。

競売や任意売却という選択肢もありますが、デメリットも大きくなります。家が建っている場合には、一般的には価値が上がります。

しかし、老巧化して人が住めない状態になっている場合には売れるどころか、取り壊しの費用がかかってしまうでしょう。

まだ人が住める状態であり、それなりに見た目が綺麗ならば築年数30年程度の家でも500万円くらいの価値がつくこともあります。

古い家を取り壊してさら地にして、新しくマンションやアパートを建てるという選択肢もあります。

しかし、マンション・アパート経営には経験や知識が要求されるので、そう簡単ではないようです。

賃貸物件を経てることで相続税を節約できるという効果があるので、相続を考えている人が不動産経営を検討してみる価値はあります。

インターネットのサイトなどでは現金のまま持っているよりも収益物件を購入することで相続税を大きく節約できるということが大きく宣伝されていることがあります。

そのようなサイトではメリットばかりが前面にだされていて、デメリットについてしっかりと書かれていないこともあるので注意しておきましょう。

基本的に節税効果はプラスアルファの効果が出るにすぎず、不動産経営を成功させることが一番にくると考えておくべきです。

土地の運用方法としては、駐車場を経営する、倉庫にする、コインランドリーを運営するといった選択肢もあります。

いずれの方法も経営の知識などが必要になるので、素人が気軽に始められるものではありません。

「この方法は儲かる」と人からオススメされる方法は、たいてい罠があります。おいしい話は世の中にはころがっていません。

自分で努力をしないと価値がある情報は手に入らない時代です。情報にはお金や資産と同じで価値があるからです。

例えば、100万円の価値がある宝石を無料でくれる人は基本的にいないでしょう。

情報にも価値があるということが認識されている時代なので、価値がある情報を無料でくれる人はほとんどいません。

もしも積極的に価値があると思われる情報を与えてくる人がいたら、むしろ気をつけておくべきです。

ただなにも考えていない可能性もありますが、なにか罠がある可能性のほうが高いでしょう。

「いいひとだ」と思って信じてしまうと、詐欺などの被害にあってしまう時代です。

「コインランドリーを経営したら儲かりますよ」などとだれかにおすすめされても、鵜呑みにしてその通りにしてはいけないということです。

自分でしっかりと勉強をして、利益を出せるという根拠を得てから投資や事業を始めなければ失敗してしまう可能性が高くなります。

やはり一番簡単なのは、売却をしてお金にかえるということです。

家が建っている場合、「リフォームをしたほうがいいのか」「クリーニングはしたほうがいいのか」といった疑問を持つ人がいます。

クリーニングについてはしておいたほうがよいですが、不動産会社に査定をしてもらう段階ではまだ必要がないでしょう。

なぜなら、不動産会社はプロなので見た目の綺麗さなどにはだまされないからです。しっかりと本質的な価値を見ます。

それに対して、素人は見た目の綺麗さに騙されてしまう傾向があります。

そのため、不動産会社と契約を結んで買主を探してもらう段階ではクリーニングをすませておくべきです。

素人は「窓ガラスが汚れている」「部屋がなんだかにおう」といった理由で購入をやめてしまう傾向です。

リフォームについては、現在では多種多様なリフォームが登場しているので、安易にするべきではありません。

自分が好みのリフォームをしたとしても、買主がそれを気に入るということが大切だからです。

多種多様なリフォームが登場している現在では、買主の好みのプランをぴたりとあてることは困難です。

そのため、基本的には買主にまかせて、価格を安い状態にしておいたほうがよいでしょう。

工事をすると価値が上がるため、価格も上がります。

例えば、リフォームに400万円かかったなら、2,000万円の物件が最高2,400万円に値上がりしてしまいます。

ほとんどの場合に工事にかかった費用をそのまま上乗せすることはできず、最悪2,100万円くらいで売らなければならないこともあるので割りに合いません。

その意味でもリフォームはしないでおくべきです。