家が売れないのは住宅ローン残債のせい？不動産個人売買よりも確実に売るために一括査定

家を売る時には、他に権利者がいない状態にしておく必要があります。

住宅ローンを組む時には家を担保にするので、お金を借りている金融機関が抵当権を設定しているのが一般的です。

抵当権とは返済が滞った時に優先的に担保を扱える権利であり、担保を売ることで残っている債権を回収します。

所有者と金融機関の2つの権利者がいる状態では、片方の都合だけで不動産を売ることはできません。

ただし、住宅ローン残債をきちんと完済すれば、所有者のみの状態になるので任意に売れます。

住宅ローンを完済すれば、法律上の手続きによって抵当権を抹消できます。

仮に住宅ローンを完済していても、正式な手続きをしなければ抵当権は残ったままだから注意しましょう。

不動産業者は住宅ローン残債が残ったままの家を売るのに慣れているため、手際よく必要な手続きを行ってくれます。

個人が様々な手続きをする不動産個人売買では素人が考えていない部分でトラブルになりやすいので、不動産のプロに支援してもらうのが普通です。

不動産の売買は買い手と売り手が合意した金額で成立するので、素人だけでは売却できる金額を事前に知ることが困難となっています。

現在の不動産を売った後に住宅ローン残債が残るのかどうかは重要な話だから、一括査定によって市場価値をチェックしておきましょう。

大切に扱ってきたのだから高く売りたいのが通常の心理ですが、不動産が売買されている市場の動向を無視しては取引が成立しにくくなってしまいます。

適正な売値が分かれば、早く売るためにあえて低めの値段にするといった対応が可能です。

オンラインの一括査定は、簡単な個人情報と不動産のデータを入力するだけで多くの不動産業者から査定を得られます。

インターネットさえあれば誰でも自由に利用できるので、そろそろ自宅を売ろうかと検討中の方はさっそく入力してみましょう。

一括査定は登録している不動産業者からすぐに返事がくるから、急いでいる方も安心です。

電話やメールで簡単な査定結果を伝えられるのと同時に、現地での詳しい調査の日程を聞かれます。

不動産の正式な査定は必ず現地を視察した後に算出するので、いくつかの不動産業者に見てもらうことが大切です。

現在の家が住宅ローン残債よりも高く売れるのかがポイントで、一括査定によって選んだ不動産業者とじっくり打ち合わせをするプロセスが欠かせません。

正式な査定による金額をベースにしながら、今後どういう流れで売却するのかを具体的に協議します。

もしも今すぐに売りたい場合は、査定をしてもらった不動産業者に買い取ってもらう方法も有効です。

市場価格よりも低めになるものの、速やかに不動産売買の手続きを進めてくれます。

通常の不動産売買は、所有者と購入希望者に対して不動産業者が仲介する構図です。

不動産の所有者が媒介契約を結んだ場合は、不動産業者は所有者のために色々な便宜を図ってくれます。

正式な査定で住宅ローン残債よりも高く売れる見込みがあるケースでは、抵当権を設定している金融機関に対して売却したお金で完済することを告げる流れです。

金融機関としては貸したお金を完済してくれれば問題ないので、売買契約が成立したことを確認できた時点で抵当権の抹消に同意します。

不動産の売買や抵当権の抹消といった複数の手続きはありますが、不動産業者がスムーズに話がまとまるように管理してくれます。

現在の不動産を売った分だけでは住宅ローン残債を完済できない場合は、他の金融機関の買い替えローンなどでいったん完済する方法が主流です。

新しい家を担保にすることで、残っている住宅ローンを上乗せした金額で新たに借り入れます。

これまでの不動産は抵当権が抹消されるため、問題なく売買ができます。

新しく不動産を買わないケースでは任意売却になり、金融機関の合意の下で残った住宅ローンを新しい返済計画に基づいて返していくことが多いです。

任意売却では金融機関への交渉によって結果が大きく異なるので、一括査定によって豊富な実績がある不動産業者を選びましょう。

不動産業者は、ローン残債が残っている不動産の売買に慣れています。

住み替えによる住宅ローンの借り換えはよくある事例で、新しい不動産を探すことから高く売ることまで幅広く対応してくれます。

いっぽう、不動産個人売買では素人が手探りで契約をするので、不動産業者に任せる場合と比べて安くなってしまう等の問題点があります。

高額の取引になる不動産の売買では、一括査定によって信頼できる不動産業者を選ぶことがスタート地点です。

住宅ローンの返済が滞りそうな状態では、一刻も早く現状を打開するために動かなければいけません。

一括査定では日本全国に展開している大手から地元密着型の中小企業まで豊富に揃っているので、簡単なデータ入力だけで最も頼りになるプロをすぐに見つけられます。

電話などでいちいち不動産業者に事情を説明する手間を省けるから、ムダのない不動産売買を実現できます。