築40年の一戸建ては売れる?家の買取相場とは
築40年の家というと、果たして需要はあるのか?
売れるのか?と思ってしまいますよね。
果たして古い家の価値は0になってしまうのでしょうか?
法定耐用年数が一つの目安だったりしますが、木造だと22年で終わってしまいます。
築古の物件を売り出す時には、いくつかコツがあり、下記の買取保障システムに関しても検討してみてください。
築40年の一戸建てを売るコツ
・土地と中古住宅の両方で売り出す
・イエウールなど無料の一括査定見積もりで土地と建物の評価を出してもらう
・更地にはせず、現状のまま売り出す
・築古の家は一定ニーズあるので、不動産ポータルサイトに出して気長にまつ。
買取保障システムのある不動産会社の買取相場は 契約書、覚書は必要?
買取保障システムとは、不動産業者が期間内に売れなかったときに査定価格の一定割合で買い取ってくれることを言います。
家を売りたい人が次に住みたい住宅を既に見つけている状態で、一戸建ての購入に向けて資金が必要な場合に非常に役立つ仕組みです。
売主にとってはこれまで住んでいた家をスムーズに売却して獲得した資金を次の住宅を購入する費用に充てるのが当然です。
不動産売買においては多くの場合すぐに良い買い手が見つかるとは限りません。
むしろ良い価格で購入してくれる相手はなかなか見つからない事が多いです。
自分が次に住みたい家を買うための資金が工面出来なくなってしまいます。
買取保証システムは買い手が見つからない段階から、不動産会社のほうがその資金を負担してくれる形式なのです。。
買取保証システムの詳しい仕組み
売主と専任媒介契約もしくは専属専任媒介契約を結んでから一般的な方法で家を売りに出します。
一定の期間内に売却が出来なかった場合、不動産会社が査定価格に見合った一定割合の金額で買い取ってくれるという形です。
次の住宅の購入資金や新築住宅を建てる費用などが準備できるというメリットが得られます。
買取相場は査定価格の概ね80パーセント前後です。
不動産会社ごとにその金額の設定に違いが出て来ますが、当然この点は契約書等に記載されるべき項目です。
買取保障システムのある不動産会社との契約時にこそ契約書の存在は重要で、契約を交わす段階でしっかりと確認しておかなければならないポイントです。
買取保証システムは中古住宅がなかなか売れない昨今、非常に役立つ仕組みでスムーズに次の住居を獲得したい際には必須とも言えます。
不動産会社にとっても売主が会社を信頼し安心して仲介を任せてくれるため仲介がスムーズに行える面があります。
すぐの売却が実現しなかった場合でも立地など条件が良い物件であれば自社の物件として転売できるというメリットがあります。
その反面、売主にとって最大のデメリットとなるのはやはり価格の問題です。
不動産買取査定価格の80パーセント前後が相場で、スムーズな仲介で売却が実現した場合に獲得できる金額からは約20パーセント下がってしまうことになります。
さらに買取相場は不動産会社が中古住宅として物件を購入する際に付加価値を付けるためにリフォームなどを行ってリノベーション・リフォーム物件として再販するケースが多いとされます。
再販が実現した場合に想定される価格からリフォーム費用や不動産会社が金融機関から融資を受けた際の事務手数料のほか、
売主から得ることが出来なかった仲介手数料といった費用を算定してそれを差し引いた買取価格にします。
約80パーセントの買取相場からさらに引かれて60パーセント前後になるとも言われています。
売主にしてみれば仲介によってスムーズに売却できた場合の金額からかなり割り引かれてしまうことになります。
物件の立地や条件などによっては一般的な買取相場で納得せずに交渉を行うべきとされています。
とは言え土地の価格相場の基礎知識が無い状態で不動産のプロである不動産会社と自分に有利な価格交渉が出来る売主は少ないのが現状です。
交渉を行う前段階として不動産会社の比較検討が重要になって来ることは明らかです。
不動産会社への依頼や交渉以前に売る予定の家が一般的な相場から見てどれほどの価値になるのかをきちんと把握しておく必要があります。
なおかつ正しい相場に従って買取価格を提示してくれる不動産会社を見つけるための方策も立てなくてはなりません。
自宅周辺などの身近な不動産会社に依頼するほうが地域の事情に詳しいと考えてすぐに依頼してしまうのではなく、事前に比較検討を行い納得してから依頼するほうが得策です。
不動産会社は土地の価格相場に当然詳しいため、売主からいかに安く買って高く売るかが最大のテーマであることは当然と言えます。
会社側にしてみれば不動産を安く買うためにまず重要なのが競争相手を排除することで、売主としては査定額を比較して高く買ってもらえる不動産会社のほうに依頼するのは当然です。
安過ぎる査定額を提示した段階で他社に依頼されてしまうことになります。
不動産会社の思惑に対抗するため、現在では不動産一括査定サイトなどで買取での売却を考えている場合でも不動産会社同士を競争させた上で入札によって依頼先として最適な会社が選びやすくなります。
安過ぎる買取価格で家を手放すリスクがかなり軽減されるようになりました。
そういった方法で不動産会社を選び、契約段階での買取価格についての契約書はもちろん重要です。
買取相場について比較検討する段階での覚書も明確に記載されたものを得ておくことは大事で、口頭での相談内容などではなく文書として獲得し手元で厳重に管理するべきです。
人生最大の買い物である住宅は売りに出す際には人生最大の財産を手放すことになります。
その価値に見合った価格での買取が実現するよう綿密な準備をした上で、不動産会社選びなどでも正しい選択をして行くことが何よりも重要になります。